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マルチ言語化~最終編

今までの関連記事~
 マルチ言語化~体験談 その1
 マルチ言語化~体験談 その2
 マルチ言語化~体験談 その3

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さて、それでは、どうやって、日本にいながらにして、
「決意」と「本気」が自分の中にあったとして、
「徹底的に真似をする機会」を作り、

赤ちゃんが、言葉を覚えてゆくように、
自然に真似をすることで、第二言語を習得できるのでしょうか?

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一番、いいのは。

「映画」。だろうと思います。

それも、家で見れる。DVDとかの。レンタルとかの。
日本語吹き替え版とか、、間違っても借りてこないように・・・

日本語字幕付、英語版がいいですね。

できたら、初めて見る映画ではなく、すでに1度でも見たことがあって、
自分が好きな映画がオススメです。

その映画の中で、好きなシーンとかが思い出されるような。。

で。

普通に、2時間とかのその映画をボッーと見ているだけでは、何も起こりません。

私の場合。
気に入っているシーンとか。セリフとか。。
何かしら自分にとって、印象に残るシーンとかの場所で。
その映画に出てきている役者の一人に成り切ります。

そして。
同じセリフを、繰り返しビデオの前で。
言います。
真似します。
それは、ただ、文章、言葉、セリフを棒読み、、とかするだけではなく。
(その方法は、中学校とか高校で散々やってきましたね。でも話せるようにはなかなかなりません)。

大切なのは、感情移入。
ある意味。

女優、男優になりきって。
映画の中のその役になりきって。。。
です。

実はこの方法は、本当に一番、発音、表現力、ネイティブの特徴を捉える上で効果的な方法です。

英語を話せるようになりたい。
と思う人のほとんどが、
表面的な言葉や文法にばかり気をとられて、
発音とか表現は、2の次、、あるいは、表現においては、全く考えていない場合が多いのですが、実は、この「表現方法」というのが、
英語を話す上ではかなり重要なポイントを占めます。

 教科書には、「She does not know anything about it」 (彼女はその件については何も知らない)。
 と言う文章があって、 主語が She やHe の場合、動詞には、 Does を使うのである、、みたいな文法をがんばるよりも、

 ある切迫したシチュエーションを想像して?
 「She don’t know anything about it, leave her alone!!!!」

 (彼女は本当に何も知らないんだ!彼女から手を離せ!」

 みたいに、表現を一緒につけて、言うほうが、文法上間違っていようとも、これだけで
 リアルな英語になるのです。

 実際、海外では、私たち日本人にとっては、当たり前に中学校とかで習う文法ですらも、
 平気で当たり前に、間違ったまま話されることも多いのです。(日常会話上:仕事上ではまた別です)。

 ハワイ語英語もそうですよね。
 彼らの英語はたいてい、動詞が丸ごと抜け落ちる傾向にあります。
 だから、日本人にはある意味、理解しやすい英語と言えるのかも・・・

 「She no here any more」  = 「She is not working here anylonger」
  (ハワイ語英語)             (スタンダード英語)

  こんな感じですね?

英語圏では、口から発せられる言葉以外に、ボディランゲージ。
身体で表現して、言葉と一緒に相手に意志を伝える文化を持っています。

だから。
限りなく、ネイティブに近づくためには、
こうしたボディを使った表現や、地域別の特徴ある表現方法とか、

一緒に模倣して、自分のものにしてゆくことが必要です。

こんな言葉を言っているときには、こんな風に肩をすくめているのね、、、とか。
寂しいときには、結構みんな、なぜか、腕組みをしているのね、、、とか。
よーく、観察してみると、欧米の表現力の共通性なども分かってきます。

そうすると、英語力、、としても、どんどんネイティブに近づいてきます。

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映画をあまり見ない方であれば、
CNNニュースとか、ファミリードラマとか。
あるいは、子供向けのマンガとか、セサミストリートとか、、そんなんでもいいと思います。

自分の興味のある英語番組で。オッケーだと。

子供向けの番組は、とっかかりとしては、とてもいいですし。
簡単だし。
表現がとってもさっぱりはっきりしていて分かりやすいし。
真似をするのも、なんだかポップで楽しいし。
教育テレビでは、たまにセサミストリートとか放映していますね。

米国で大流行の、日本のマンガの英語版とかも。
かなり面白いです。
ポケモンとか。もののけ姫とか。。
NARUTOとか。。ドラゴンボールとか。。

絵は日本製だけど、それが吹き替えで英語になると、
なんだかとっても面白いものになるものです。
そういうのを真似してみるのも、楽しいと思います。
お子さんがいる方だったら、一緒に見ても楽しいですし。

じっくり画面を見たりする時間のない方は、
i-Pod とかに、音声だけを録音して、電車の中とかで聞くだけでもだいぶ違いますよ。
さすがに、表現力までは、電車の中では声を出したり、身体を使って真似するのは恥ずかしいけれど、頭の中で、自分がその役にはまりきっている姿をイメージして。。
トム・クルーズになりきっている姿を想像しながら・・とか。
ジュリア・ロバーツになりきるとか・・・

映画じゃなくても、歌手。歌でもいいですよね。
これは、いまさら?って感じかもしれません。
洋楽を日々、聴いている人はたくさんいるでしょうから。
でも、「メロディーだけ」聴いている人が多いかもしれません。

今度は、歌詞カードを見て、カラオケとかで歌えるよう、熱唱してみるとか。。

私も、昔、マドンナとか。やってました。カラオケで。
シンディー・ローパーとか。
ジャネット・ジャクソンとか。。
最近は、カーペンターズとか。サラ・ブライトマンとか。しっとり系が好きです。(余談)。

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バイリンガルのMCを独学で習得しようと思ったときに、
私がまず、見たのは、アメリカでとにかく人気の番組。
Larry King Live Show でした。

 このLarryおじさんは、アメリカではとにかく誰もが知っているコメンテーター、司会者です。
 日本で言うところの、みのもんたさんのもう少しアカデミックな感じのおっちゃんでしょうか。
 英語圏司会者としての、表現方法や、言い回しなどを、私は彼からたくさんパクらせて頂いております。英語でのアドリブ表現なども、結構Larryおじちゃんから頂きました。

 ライス国防長官のStatementなども、結構参考にしています。
 あの、クールで落ち着いた口調は、結構、落ち着き感を要求されるバイリンガル司会のときなどにはおおいに役立ってます。

 最近では、Amrican Idol というショーの司会者や、コメンテーターの言葉なども、結構、参考にします。面白いですのよ。

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 耳だけを訓練するために、オススメなのは、
 FEN AM810のFarEast Networkです。
 英語オンリーのラジオです。軍事関係者向けの番組で、軍の情報なども盛りだくさんですが、何しろ、ALL ENGLISHなので。。

 INTER FMが開局したばかりの頃は、同じように英語ばっかりで気に入っていましたが、
 最近は、もう、すっかり日本語が主流の番組構成になってしまいましたね。これは、ちょっと残念です。

 ということで、FENは変わらず、英語が主流のラジオ番組ですから。
 最近では、インターネットラジオでハワイのラジオ番組や海外のラジオ番組、テレビ番組などなど、You Tubeも普及していますし、日本語以外の言葉の映像、音を集める手段は、本当に簡単にできてしまいますから。おおいに利用するといいと思います。

 例えば、Advanceな訓練をするのであれば、短いBreaking Newsなどを、ラジオから聞こえてくる声に続いて、わからなくってもいいんです。ただただ、真似て復唱する。。
 単語が合っているとか、間違っているとか。あんまり気にしなくていいのです。
 10個の単語の羅列のうち、1個か2個、正しく単語をピックアップできるようになるところくらいから始めるくらいで。いいと思います。

 天気予報などは、比較的、単語も簡単なのでいいかもしれません。
 「Atsugi, partly cloudy, mostly sunny, temperature high 65, low 55.  Yokosuka,, partially rain in the morning, ,,」 みたいな感じです。

 あとは、曲の紹介。これが、一番、とっかかりやすいでしょう。
 ノリもいいし。

 「All right, that was Jack Johnson, from the album Broke down melody. oh, you’ve got to listen to this whole album, that’s sooo mellow, man,  I love it. he’s a great man. ,,,」 

 みたいに・・結構、DJ、トメドモナク喋ったりしますけど、それも気にせず、気落ちせず、
 聞けるところだけ、聞いて、「真似する」。そこがスタート地点です。

  気に入ったフレーズがあれば、録音して何度でも何度でも何度でも聞いて。
 最終的には、全フレーズを記憶して言えるくらいまで、何度も聞いたりすることもあります。
 
 それまた、フレーズをただ、棒読みするのではなく、表現も一緒に。真似するんです。

 英語では、「イントネーション」「ポーズ(間)」っていうのが、かなり、表現の一部として重要です。

 ですから、発音と一緒に、そのイントネーション(=表現力につながる)なんかも、吸収して、真似するようにすると良いのです。ネイティブにどんどん近づきます。

 最近であれば、オバマ氏とクリントンさんの、演説とか聞いて見ると、なに言っているかわからなくってもいいです、表現やジェスチャーだけでも、かなり真似できる部分がたくさんありますね。それも「英語習得」に必要なレッスンです。

 恥ずかしい?という気持ちは、この際、横においておいくほうがいいです。日本人にはああいう、大胆なジェスチャーとか表現方法は、ちょっと・・・と思った時点で、「英語力」そのものの向上はかなり高い確率で見込めません。

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ここまで読んで。
 っていうか。それって、特別なことじゃないじゃん?
 って思われる方も多いでしょう。

 そう。
 別に特別な方法ではありません。
 至ってシンプルで。
 至って、多分、誰もが一度はトライしたことあるかもしれないような方法です。

 だけど、表現方法まで真似する、、とか。
 徹底的に真似する、、、という気持ちでトライしたことはありますか?
 ぜひ。
 やってみてください。
 できるだけ頻繁に。

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 私は、今でも、こうして自分の英語力、英語圏における表現力を、
 テレビやラジオや映画から、パクってます。
 そして、自分のスタイルに直して。
 バイリンガルMCに役立てています。
 言い回しなんかも。

 最初は模倣ですが、最終的には、それを自分のスタイルにして、
 自分のものにしてゆく。それが大切です。
 みんなが、トム・クルーズやジュリアロバーツやDavidベッカム様にはなれないです。

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 日本は、基本的に、「真似をする」のが上手な人種だと思うのです。

 技術や産業、テクノロジーを見ても。
 
 他国で発明され開発された技術を真似て、発明したときよりも数倍、数十倍素晴らしい技術や商品を開発して、経済途上してきたのが日本です。

 だから。
 それを、個人単位で考えたとしても。
 真似をするのは、きっとみんな潜在的に上手なはずだと。
 私は思うのです。

 でもそこには、きっと、
 「もう、この年齢で、中学でも英語なんてほとんど勉強しなかったし、、、無理」と。
 先入観を持って、半分、諦めモードになっていたり、
 前述のように、「恥ずかしい」という気持ちが全面に出てきていたりすると、
 多分に。
 私が上記で挙げた方法では、多分、あまり成果を期待できないと思います。

 言い換えるとそれは、駅前留学しても、GABAのすこぶる評判の良いレッスンを受けても、
 多分同じであろうとも。思います。

 「英語、話せたらいいなぁ~~」と多くの人が、思っているけれど、
 「本当に切望してるのか?」と聞かれると。
 どうですか?

 日本にいる限り、英語が話せなくても、生活には困らないから。
 「切望する」ところまではいかない場合が多いのでは。

 よく、日本にいながらにして、外国人の方とお付き合いをしたり、友達たくさん作るのが
 英語を習得する一番の近道だよ、、とも言われます。
 それはある意味、正解です。
 そのお友達や恋人のことを「もっともっと知りたい!」から、
 「知るための手段である英語」を切望するからです。必死になるからです。

 だから。
 なんとなーく。話せる人を見ると羨ましくって。
 たまに海外旅行したりすると、英語が話せない自分にもどかしさを感じて、
 「やっぱり、英語力、必要だよね?」なんて。思ったりして。
 
 でも。
 基本的に、日本をベースに生活拠点がある限り。
 その思いは、「切実な思い」というところまでは行かないのが現実ではないでしょうか。

 きっと、そういう方々がメジャーであろうと。
 思います。

 そうなると、
 私のおすすめしているこの方法は、

 実際のところ、
 あんまり。
 成果はないかもしれません?
 
 「あくまでも」「能動的に」「徹底的に」「真似をする」という
 「確固たる決心」
がないと、
 この方法では、英語力の進歩は感じられないかもしれません。
 というか、結局、どの方法でも英語力の進歩は感じられないかもしれません。
 悪しからず。。。

 だから、私は、できるだけ、皆さんが、
 「英語力を切望」するくらいまでに、モチベーションが上がるような
 日本に、早くなって欲しいと。
 願う一人です。それはある意味、ニワトリが先?タマゴが先?みたいな気の長い、、
 願いではあるかもしれませんが、
 あと10年後くらいには、今、子供年齢の子達が大きくなって、
 かなり、言語的に国際的、、と胸を張って言える時代が来ているかな?という感じはしますが。
 
 そうなったときに、その時点で、英語力を切望する方々にとっては、今まで紹介してきた方法は、抜群の効力を発揮します。

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 もちろん、現段階で「切望するほど英語を話したい!」と決意がある方は、
 ぜひ、今日から、ここで紹介した方法を試してみてください。
 お役に立つと思います。

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 今回、このシリーズを書こうと思ったのは、やっぱり、
 かなり、多くの方々に「どうやって英語を勉強したのですか?」
 と。
 日本人の人たちからも、日本に住む外国籍の人たちからも、聞かれることが多いからです。
 そのたびに、
 「イヤ、特に・・・・現地調達です」
 「Well, not really that I studied hard, nor I have lived somewhere that I studied hard, or I have lived somewhere overseas,, its not like that I just been back and forth and acquired my English, that’s all」 
 みたいに、、、曖昧に答えることしかできなかったんです。
 
 だって、本当に。帰国子女でもなければ、駅前留学してたわけでもなく、
 英語圏で長年暮らしていたわけでもないので。。。親の仕事で海外在住、、とかでもないし。

 だから、みんな、こんな曖昧な答えを聞いても、納得しないことが多く。「???」といった顔になるわけです。

 なので、とりあえず、私がどうやって、英語力を習得したのかを、伝えることで、
 「なんだ~そんなことだったの?」
 「もしかして、私とかにも全然、今からでも、英語力UPの可能性、ありありじゃん?」
 何て風に、
 思ってくれたら、いいな。と思ったからです。

 本当に。
 特別な環境におかれていたわけではないので。
 きっかけは、LAホームステイ、、とかだったかもしれないけれど、
 最終的には、「自分の決意」と「英語力への切望」。その気持ちが、独学でのこうした
 シンプルな真似っこ習得方法につながっただけで。。。

 誰にでもできること。
 シンプルなこと。

  シンプルなことほど、
本当に物事の本質を語っていることが
 世の中にはたくさんあります。

 どんな気持ちで取り組むか。
 それだけです。

 そしてこの基本的なスタンスは、英語習得だけにではなく、他の言語習得にだって同じように適用できます。
 韓流映画を見て、ヨンさま?とかになりきってみてもいいと思います。。。
 フランス語も、イタリア語も、、基本的にはすべて同じように習得してゆくことが可能である、と私は思っています。

 Good Luck!!!

 P>S> ある程度のレベルに達している人は、ぜひ、Dictationの練習もするといいです。
 書き取り訓練です。
 聞こえてくる英語を、書き取る訓練です。ラジオでも、映画でも、テレビでも。何でもいいと思うけど。
 これは、かなり基本的な英語力をUPさせます。
 TOFEL受けたことある方は、経験済みかもしれませんね。オススメ。

 耳の聞こえが遠い方、難聴の方、ご年配で耳が遠くなってきている方、、などは、
 映画などは、逆に、「英語字幕」「日本語吹き替え」という設定で、見るといいと思います。
 目で、英文を追って、それを書き取ったりする練習。これはかなりオススメです。
 筆記の練習も大切です。 指の運動にもなりますし。発音に関しては、気にしなくて良いのです。

 それぞれの状況に応じて、それぞれが習得できるパートを徹底的に真似をする、ということにフォーカスすれば、どんな立場の人にも習得の場は広がるはずです。

 聾唖の方は、日本語字幕で見たあとに、英語字幕を見て、、という方法で同じような練習が可能だと思います。 発音に関しては、気にせず、むしろ、筆談のスピードや、単語力、こうした部分を集中的に習得できるよう、フォーカスしてみるといいと思います。TRY! 

・・・・・・終了・・・・・・・・

 次回以降は、私が20代半ばに勉強し、習得してきた
 「コミュニケーション能力」「話し方」について
 少しシリーズ化してお話したいと思います。お楽しみに。
 語学習得にも大いに役立つ情報です。

 最近、なかなか時間がとれずに、
 書き溜めておいたトピックをこうして予約しておいて掲載しています。
 合間合間に、いつものように、気づいたときに気づいたことを書く、といったトピックもあるかもしれません?
 少しでも何か役立つ情報をこのブログから発信してゆけたら、、と少し思いつつ、
 シリーズ化トピックをしばらくお届けします~。

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