MC、というのはMaster of the Ceremonyの省略形なのですが、
日本語で言うと、司会者、なので、基本的には何かの会とかパーティーの
「進行」をする、というスタンスが一般的なのですが、
西洋においては、
MCとDJが主に存在していて、MCは、日本語で言うところの司会者よりも、
もっと、裏方的ディレクターの役割も担うことが多いのです、
そして、今日担当したパーティーはまさに、西洋スタイル大道MC業務でした。
Q出しするフロアマネージャーはおらず、
PA(音響)指示、進行ディレクション、司会進行業務、クライアントのサポート、すべてを一人でやらねばならぬ現場でした。
バイリンガルMCなので、そこに、通訳、海外ゲストへのフォローサポートも追加されました。
Totally everything has been under controlled by MC. な現場でした。
ヘロヘロです。笑。
それでも、やっぱり、私は、こうして自分の器量で現場判断で、仕切りながら
進行できるスタイルのほうが、楽ちんと思えてしまう、裏方派です。笑。
表舞台(司会進行)と裏舞台(会全体のディレクション業務)を一挙に引き受けて仕切ることができるのは
ある意味やりたい放題でもありますが、
その分、責任の大きさも、もちろん、単なる司会進行業務には到底及ばぬ重力で
のしかかってきます。
だからこそ、
今日のように、
時間が押せ押せで巻き巻きで(笑)、しかもケツカッチンな現場のときには、
その判断力と対応力がこれでもか~と言うくらいに、試されました。
ということで、
結局ヘロヘロです。笑。
それでも、22時30分完全退出を何とか成し遂げられたので、
結果オーライでした。前半は、余裕で30分も進行が押していましたので。。汗。
これだけ疲れてヘロヘロだと、逆に、
ハイパーになってしまって、
いつもなら、9時半とかに眠たくなるのに、
目が冴えてしまう、困ったちゃん。
ということで、夜中の2時なのに、今これ、書いてます。
バイリンガル司会の現場では、日本にいながらにして、
西洋のMCの役割を遂行せねばならぬ現場が、多くはありませんが、少なからずあります。
米軍基地内でバイリンガルMCとして業務に携わるときには、ほとんど、西洋スタイルのMCとしての業務が当たり前に要求されます。
バイリンガル司会者として現場に出ている皆様、
そうした現場対応力、裏方ディレクション業務などは司会者能力以上に大変ですが、
そんな現場に遭遇することがあれば、ぜひ良い体験だと思いチャレンジしていただきたいと思います。どんだけ、配慮、柔軟性、判断力、現場対応力が必要とされるのか、そうした物事に対する自分の器量はどの程度なのか、ということを身を持って体験できるからです。
日本語司会者にはない、バイリンガルMCだからこそ、の面白味をきっと体験できると思います。
さて、すべてを仕切らねばならなかった現場で一体司会進行業務に加えて何をしたかといいますと。
■チェックインゲストの人数チェック~パーティー開始時間の検討~時間通りに開催するかどうかの判断
■主役クライアントとの最終確認~進行チェック
■音響の指示出し
■進行表の作成~現場スタッフに配布
■進行MCパートのQ出しタイミング自己判断~いつ、案内のアナウンスをするべきなのか、いつ、次のイベントに切り替えて良いのか、、など
★海外ゲストが楽しんでいるかどうかの配慮~通訳業務サポート
■料理、飲み物の進み具合チェック~進行上、料理の出具合と進行の度合いを判断して、どこでどのようなタイミングで進行するかの判断
★ゲストパフォーマンス、ゲストスピーカーの確認、挨拶
■場内装飾チェック~指示
■照明チェック~指示
■場内レイアウトチェック、確認、変更指示
■★パーティーお開き後の忘れものチェック確認
■クローク荷物のサポート
■★集合写真などの撮影サポート
■お開き後、クライアントの荷物整理~搬出手伝い
■クライアント中座~再入場などのタイミング、準備完了確認
■進行変更によるタイムスケジュール変更を会場担当、クライアントに伝達
★司会進行業務
★しるしは、通常、司会者として要求される一般的な業務
■しるしは、通常、エージェントやプロダクション、または会場のマネージャーが行う業務
それらを今日はすべて一人で行いました。
ヘロヘロになりますよ。こりゃ。大笑。
しかも、司会進行冒頭では、医学用語バリバリ5ページにも及ぶ読み上げ時間があって、もうそりゃ、いい加減、笑いながら、
「Oh my god, this was the hardest part I’ve ever had as MC, did my medical vocabulary pronounced correct?」とかって、アドリブいれまくりでした。笑うしかありませんでしたよ。世界的にメディカル装置で有名な企業の皆さんが出席する中で、本当、真っ向勝負ではこりゃ無理だ、と思いましたね。ということで、ジョークとユーモアのお笑い系で切り抜けました。パーティーだからジョークも言えたけど、これがコンファレンスや会議だったら、ほとんど気を失っていたでしょう。大笑。
ヘロヘロだったので、何を勘違いしたか、最後に、
Thank you all for joining…といったお礼のあいさつしようとしたときに、
間違えて、 Mahalo for joining…. とハワイ語を使ってしまった、うっかりさん。汗。
今、バイリンガルMC教材を若干、リバイスしていて、
このあたりのことも少し具体的に加筆修正しようかな、と思っています。
来年以降発売の教材に反映される見通しです。
それではお風呂に入ってばっちり厚塗り化粧を消去して(笑)、眠りに付きたいと思いますzzz